発酵食品の基本 米麹と玄米麹(こうじ)の違いについて

玄米麹

「白米麹と玄米麹って、何が違うの?」健康志向の方なら知っておきたいこと

「麹」とひと口に言っても、白米を原料にしたものと玄米を原料にしたものがあるのはご存知でしょうか?

どちらも発酵食品を作るのに欠かせないものですが、実はその原料の違いによって、栄養成分や期待できる効果も大きく変わってくるんです。
健康を意識しているあなたなら、ぜひ知っておきたい白米麹と玄米麹の違いを、詳しく見ていきましょう。

原料の違い:何からできている?

白米麹: 白米を原料としています。普段食べている白いお米ですね。
ただ、精米の過程で、栄養価の高いお米の表皮(糠層)や胚芽が取り除かれてしまっています。

玄米麹: 玄米を原料としています。
こちらは、精米されていないお米なので、栄養たっぷりの表皮(糠層)や胚芽がそのまま残っています。
この違いが、後々の栄養成分に大きく影響してくるんです。

栄養成分の違い:何がどれくらい違う?

白米麹: 精製されている分、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養素は少なくなっています。
ただし、でんぷん質が豊富なので、糖化力(でんぷんを糖に分解する力)は高いのが特徴です。

玄米麹: 玄米本来の栄養がたっぷり!食物繊維はもちろん、ビタミンB群、ビタミンE、ミネラル(マグネシウム、亜鉛など)、そして注目の成分であるγ-オリザノールやフェルラ酸などが豊富に含まれています。
特に、表皮と胚芽に詰まった栄養がそのまま摂れるのは嬉しいポイントですね。

酵素活性の違い:どんな働きがあるの?

白米麹: アミラーゼ(でんぷん分解酵素)の働きが活発で、糖化力に優れています。
だから、日本酒や甘酒など、甘さを引き出す発酵食品作りに適しているんですね。

玄米麹: プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)やリパーゼ(脂質分解酵素)など、様々な酵素がバランス良く含まれています。
総合的な酵素の働きは、白米麹よりも高いことが多いと言われています。
これは、消化を助けるなど、様々な健康効果に繋がります。

風味と色の違い:味や香りはどう違う?

白米麹: 風味はマイルドで、色は白から淡い黄色をしています。
繊細な味わいの発酵食品を作るのに向いています。

玄米麹: 玄米特有の香ばしさと風味が特徴で、色は茶褐色をしています。
この風味が、製品によっては独特の香りや味わいをプラスしてくれることがあります。
香ばしい風味が好きな方にはたまらないかもしれません。

健康効果の違い:期待できることは?

白米麹: 基本的な発酵食品としての健康効果(消化吸収の向上、腸内環境の改善など)は期待できます。
玄米麹: 玄米由来の豊富な栄養素による、さらに嬉しい健康効果が期待できます。
例えば、抗酸化作用で体のサビつきを防いだり、抗炎症作用で體の平穏を保ったり、血糖値の上昇を穏やかにしたりする効果などが期待できます。
特に、GABA、フェルラ酸、γ-オリザノールといった、健康をサポートする機能性成分が豊富に含まれているのは見逃せないポイントです。

使用用途の違い:何に使われている?

白米麹: 日本酒、清酒、甘酒など、繊細な味わいを大切にする発酵食品の製造に広く使われています。
玄米麹: 健康志向の発酵食品(玄米味噌、玄米甘酒など)や、健康補助食品の原料として使われることが多いです。
健康を意識するなら、玄米麹を使った食品を選んでみるのも良いですね。

製造の難易度:作るのが難しいのはどっち?

白米麹: 麹菌が比較的繁殖しやすく、管理もしやすいと言われています。
玄米麹: 玄米の表面は硬く、水分を吸収しにくいため、麹菌が繁殖しやすい状態にするのが少し難しいんです。
そのため、製造には高い技術が必要とされます。
手間がかかっている分、その価値も高いと言えるかもしれませんね。

まとめ:体のことを考えるなら、迷わず玄米麹を!

白米麹と玄米麹は、原料、栄養成分、酵素の働き、風味、そして期待できる健康効果まで、様々な点で大きく異なります。

もちろん、味や風味を重視するなら白米麹も良い選択肢ですが、體のこと、そして心の健康まで考えるなら、断然おすすめしたいのは玄米麹です。
毎日の食事に賢く取り入れて、内側から輝く 健康 を手に入れましょう!

 

玄米麹の健康効果について